ジムニーの乗り心地が悪いのは板ばねという構造上仕方ない。
ましてやJA11の1型は28年前の車だ。最近では旧車扱いもされだしてきた。
しかし、ここ数ヶ月は道路の継ぎ目でも穴が空いているのかというくらいのゴンッ!という衝撃。
もうリーフもショックアブソーバーもヘタっているのだろう。
なにせ純正の足だからおそらく16万キロ無交換かな?
リフトアップや増しリーフをしてちょいリフトアップも考えたけれど、手持ちの工具や予算を考えた結果とりあえずまずはショックアブソーバーを交換して見ることにしました。
ノーマル車高なので純正部品か社外のノーマル用ショックアブソーバーを使用します。
ネットでポチッとして約3日後
大きな荷物が到着
年末のお休みの予定がだいぶ変更になり、時間が取れたので早速交換しました。
まずはショックをフリーにするために、ジャッキアップをします。
ホイールを外した方が作業がしやすいとのと、ジャッキアップ量が少なくて済むので安全に作業ができます。
まぁ、本当は僕のジャッキが小さくてホイールつけたままだとストロークがなかったと言うだけのお話です。
交換方法はショックの上側と下側のナットを緩めて、ショックを外すだけです。
リーフが下まで下がりきったところで、少しジャッキで受けてあげると簡単にショックを外すことができました。
古いショックと新品のショックです。
古いのはオイルの滲みも出ていますね。
しかし、古い純正ショックを見ていると、部品管理の為のQRコードが貼ってあったので全く無交換というわけではなく、ここ10年ほどの間に一度交換されているようです。
古いショックを手で押してみると反発力も戻りも新品とあまり変わらずに、まだまだ使えそうな感じでした。
ショックは2万キロが交換の一つの目安なので、すでに僕の手元に来て6万キロ走ったジムニーは遅すぎる交換ですね。
ワッシャーとナットは再利用します。
ワイヤブラシ等でしっかりと手入れをしてから取り付けましょう。
ワッシャーは穴の大きさが違うので取り付けは間違えないように。
取り付けは取り外しと逆手順。
まずは下側を取り付けて、ショックを手で押して少し縮めてから上側を取り付けるとやりやすかったです。
後ろを取り付けた後は今度は前のショックを取り付けましょう。
ホイールを外すとショックが見えます。リアと形状は違いますが、取替え方法は同じです。
上のナットは緩めようとするとショック本体が回り、緩めにくいです。
ネジの上にあるところをモンキーなどで固定しましょう。
古いショックは一度縮んだら戻って来ませんでした。
乗り心地の悪い原因はフロントのショックが抜けているのが原因でした。
反発力がないので、段差などで縮むとショックが底付きしていたのでしょうね。
ブッシュとブッシュの受け皿、ショックの上側のナットは新品が付属しているのでそれを使います。
取説を読んでブッシュを入れて取り付けます。
ナットの締めぐあいやブッシュの受け皿、ワッシャーの向きなどが書いてあるのでしっかりと読んで取り付けましょう。
ダブルナットを締めたら取り付け完了。
ショックを取り付ける重要なナット、ダブルナットは正しく締めましょう。
薄いナットが下で大きなナットが上が正解です。
Google検索 ダブルナットの締め方
ホイールを取り付けて作業は全部完了です。
写真を撮りながらだったので準備から片付け込みで2時間30分ぐらいかかりました。
まともに作業すれば1時間半から2時間ぐらいでできると思います。
一番疲れた作業はホイールの脱着でした(笑
古いショックを並べてみました。
リアの二本はまだ使えそうな感じがありますが、フロントは二本ともショックが抜けきって押し込んでも戻ってこない状態でした。
今回使用した工具です
ラチェットハンドル
17mmソケット
19mmソケット
短いエクステンションバー
バイスプライヤー
14mm 片口スパナ
ワイヤーブラシ
トルクレンチ
さて、ショックを交換して近所を走ってみました。
板ばね特有の小さく跳ねるような硬めの乗り味です。
段差を越えてもゴンッとはならずにマイルドにポコポコと乗り越えるような感じになりました。
今までと比べるとかなり乗り心地が良くなりました。
ステアリングも安定したような気がして、運転もしやすくなり大満足です。
増しリーフも考えていたけれど、リーフはヘタっているわけじゃなさそうなのでこのままノーマル車高でいきたいと思っています。
費用対効果や交換の難易度を考えると、足回りのリフレッシュでは一番お勧めできると思います。
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