オルタネーターが壊れた!?

メンテナンス

それは仕事帰りの出来事でした。
いつも通り仕事が終わり車で帰宅していると、なんだかいつもと違う気がするな。
そう違和感を感じつつ車を走らせ、日が落ちてきてライトをつけるとなんだか暗いぞ。
電圧計を見てみると、なんと電圧が下がってきている!
エンジンが回っているのに電圧が10Vを切ろうとしています。

エンジンが回っているのに10Vを切ろうとしています。

アクセルを踏んでエンジンの回転数を上げても針はピクリともせずに、これはオルタネーター関係に何か異常があり発電されていない状態です。
ということでバッテリーの充電が切れる前に急いで自宅を目指します。
夜だったのでバッテリーはどんどんと減っていき、エンスト寸前。
夜間でエンストしてハザードもつかなくなると追突の二次災害の可能性も高いので、ギリギリのところでガソリンスタンドに駆け込み、ロードサービスのお世話になることになりました。

積車に積まれて帰宅しました。

積車に積まれて、自宅まで搬送してもらいました。
オルタネーターを交換してまだ5万キロなので、ハズレのオルタネーターを引いたのかなとガッカリしながら、翌朝オルタネーター周りの点検をしました。
ベルトの張りも悪くないし、やっぱりオルタネーターかと思いつつ配線のコネクタなどの確認をしているとなんと見つけました!

オルタネーターのハーネスと車両側のハーネスの接続のカプラの平型端子が腐食して千切れていました。

断線を発見!!

なんだ、端子付け直せばすぐに終わるラッキーと思っていました。
しかし、このコネクターと平型端子は350型なんです。
ホームセンターやカーショップに売っているのは250型まで。
ディーラーに問い合わせても、端子は250型までしか持ち合わせはないとのこと。。

これは困った。
しかも、ゴールデンウィーク期間に突入したので電装屋はお休み。
ということで応急処置で一時的にしのぐことにしました。

コネクターの一部を割り端子を露出させ、コネクタの中に残った端子に配線を直に半田付けをして接続します。
コネクタの機能は活かしたままなので、交換部品が手に入ればハンダを溶かせばすぐに交換できます。手で引っ張っても抜けないくらいしっかりとハンダ付けができればひとまず安心。

コネクタに無理やりはんだ付けをしました。

自宅にもう一台の車からブースターケーブルをつなぎエンジンをかけます。
はい!しっかり発電しています。
オルタネーターの不調ではなくて、配線の不良でしたね。

余計な出費が出ずに済んだのはとってもホッとしました。

しっかりと発電しています

配線がしっかりと繋がっていることが確認できたので、ハンダつけした配線の仕上げをしていきます。
振動でハンダが取れたりしないように、グルーガンで配線周りやコネクターの切開した部分を埋めます。

グルーガンでしっかり固定します。

ビニールテープでコネクターをぐるぐるに養生して完成です。
見た目が汚いのはご愛嬌です。

ビニールテープで養生します。

今回のトラブルで、古い車は配線も十分注意する必要があることを改めて認識しました。
配線のスレなどは気にするけれど、コネクタ内の端子の不良はまったく気にかけていないところでした。
コネクタの根元や配線などが粉吹いたりしているような所は要注意ですよ。
走行中の振動でぽろっと取れちゃう可能性が十分あります。

それでは、素敵なジムニーライフを!

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