アシストグリップの取り付け

カスタム

ジムニー運転席側に取り付けていたアシストグリップがグラグラと緩みだし、ついには外れてしまいました。
取り付けの時の下穴が少し大きかったのが原因かもしれません。
下穴であけた穴が引っ張られて外側に膨らんでいます。
そこで今回は大きくなった穴にエビローレットナットでネジをつけてアシストグリップを再度固定しました。

エビローレットナット(エビナット)ってなに?

今回使うエビローレットナット(エビナット)とはリベットにナットの性能が追加されたようなものです。
薄板にボルトで何か取り付けしたいけれど、板の反対側がナットで固定できない場合などに活躍します。
今回使うエビローレットナットはエビナットという同じ性能を持った製品の派生型で、エビナットはナッターという専用工具が必要なところ、エビローレットナットは六角レンチとスパナで取り付けることができます。
サイズはM4〜M6までの3種類あります。
今回はM6を使用しました。

ちょっとナッター

エビローレットナットを使用するには専用の工具が必要です。
その工具がセットになっているものがちょっとナッターというものです。
ナッター本体とマンドレルという六角穴付きボルトを組み合わせて取り付けます。

ちょっとナッターの使い方

準備する工具
・下穴用のドリル M6の場合は下穴がφ9.1です。手持ちにちょうど良いサイズのドリルが無かったのでステップドリルで少し大きいですが10mmの穴を開けました。
・5mmの六角レンチ 結構力がいるので長いものを用意したほうがいいです。
・17mmのメガネ ナッター本体を固定するのに使います。

下穴をあけます。
下穴を開けた後は穴が錆びないように錆止めを塗っておきましょう。

ナッターにエビローレットナットをセットして六角レンチでマンドレルを締め込んでいきます。
M6は結構力がいるので大きめの六角レンチかボックスレンチの六角のソケットをつけて使用するのをお勧めします。

六角レンチでマンドレルをエビローレットナットが動かなくなるまで力一杯締め込んだら取り付け完了です。

取り付けが終わったエビローレットナットです。
穴の中にM6のネジが見えます。
これを上下2つ取り付けます。
後から知ったのですがエビローレットナットにはフランジが大きいものと小さいものがあるようです。
今回はアシストグリップで隠れますが、剥き出しになるところではフランジが小さいものを使用するほうが目立たなくて良いと思います。

エビローレットナットを取り付けたら、外れたアシストグリップを再度取り付けました。
今回はエビローレットナットにしっかりとボルト止めできたので乗り降りする時に体重をかけてもびくりともしませんので安心です。

ジムニーの内装はタッピングビスで取り付けてあるものが多くあります。
何度も取り外したり劣化でビス穴がバカ穴になって固定ができなくなったところのリペアにも今回のエビローレットナットは役に立つと思います。
ジムニー乗りの方のお役に立てれば幸いです。

それでは素敵なジムニーライフを!!

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