私がValvoline VR1 Racingを使う理由をお教えします。

メンテナンス

カー用品店のエンジンオイルのコーナーに行くと多種多様なエンジンオイルが置いてありますが、エンジンオイルを選ぶときは何を基準に選んでいますか?
大体は、サービスマニュアルの指定のオイル粘度のオイルを入れていますよね。
私の乗っているJA11Vも昔はサービスマニュアル指定の10w-30のエンジンオイルを入れていました。
しかし、JA11は1993年製造の車で27年が過ぎていて、走行距離も15万キロの車です。
エンジンも調子調子はいいけれど、新車の時同じというわけではないですよね。
エンジンの保護を考えた時にもう少し粘度の高いオイルを入れたほうがいいと思い、オイルを探していた時にValvoline VR1 Racingに出会いました。

Valvoline VR1 Racingについて

Valvoline(バルボリン)はどんなメーカー?

日本にはほとんど馴染みのないオイルメーカーのValvoline(バルボリン)は1866年にアメリカで誕生した潤滑油ブランドで、初めて石油から作った純鉱物油の開発に成功し、当時の過酷な蒸気エンジンのバルブ周りで使用されるバルブオイルとしての信頼性を獲得し、そこからガソリンエンジンなどの潤滑油を開発し続け、現在は140ヶ国以上で展開しているメーカーです。
モータースポーツなどでもサポートを続けていて、2017年のスバル・ラリーチームUSAでスバルWRX STIのサポートも行なっています。
日本では馴染みのないメーカーですが、世界的に有名な老舗のオイルメーカーなんですね。

Valvoline VR1 Racingはどんなオイル?

モータースポーツ用に開発されたオイルで、サーキットからドラッグレースまで幅広く使えることで人気のあるオイルなようです。
メーカーのホームページでは以下のように書いています。

特徴
・高温下での過酷な状況でも特殊成分がエンジンパーツを磨耗・摩擦から保護します。
・サビ・スラッジの発生を抑制し、エンジンをクリーンに保ちます。
・特殊清浄剤が燃焼室のデポジットを最小限に抑え、パワーを維持します。
・ZDDP添加剤がエンジンを劣化・損傷から強力に守ります。
・泡立ちを抑え、安定した性能を発揮します。

オイルの種類は10w-30と20w-50の2種類でどちらもベースオイルは鉱物油でAPI規格性能レベルはSNです。
JA11のエンジンオイルはAPI規格はSFで、VR1 Racingはそれよりも上位のSNの規格なので使用に問題ないです。
このオイルの特徴として、一般的なエンジンオイルはエンジンの潤滑や保護のために必要なリンや亜鉛の成分がSN規格だと0.08%以下と規定されていますが、20w-50という高粘度のオイルは対象外で亜鉛が0.14% リンが0.13%エンジン保護の必要な成分がたっぷりと入っています。
なので、旧車乗りや古い車に乗っている人々の間では評判の良い有名なエンジンオイルなようです。

実際に使ってみた感想

今まではカストロールのGTX DC-TURBO 10W-30という純正指定のオイルを使っていました。
それではVR1 Racing 20w-50を使ってみた感想です。

春から秋にかけての暖かいシーズン

エンジンの始動性は10w-30の時とあまり変わりは感じませんでした。
エンジンオイルが暖まるまでは少し吹き上がりが悪く感じますが、そこまで気にはなりません。
エンジンオイルが暖まれば10w-30の時と変わらないレスポンスで気持ちよく回り、エンジン音も静かになりました。具体的にはカラカラというか小さな金属音のような感じの音が気にならなくなりました。しっかりと油膜が形成されてエンジンが保護されている気がします。
燃費は10w-30の時とほとんど変化はなしです。

冬場の寒いシーズン

エンジンの始動性は気温が0度近くなっても変わらずに、セルで一発始動ができます。
しかし、気温が10度を下回るとエンジンをかけてすぐに走りだすとエンジンはもっさりとしたレスポンスで全く吹け上がりません。1分ほど暖気して走り出すとだいぶ変わりますが、それでもエンジンはまだ吹け上がりません。
駐車場を出てすぐに幹線道路などに60キロに加速して合流などの場合は、十分暖気してからではないと結構きついと思います。
油温計はついていないのではっきりとしたことはわかりませんが、水温計で40度を超えるぐらいまで暖まると普段通りのレスポンスでエンジンが回ってくれます。
燃費は春〜秋にかけての暖かいシーズンと変化はありませんでした。

3000km走っての交換

3000km走ってからのオイル交換をしたのでオイルの劣化具合を見てみましょう。

左が3000km走行したオイルで右が新品

3000km走行したオイルは真っ黒になっていました。
これがオイルの劣化なのか、私のエンジンが汚れていて洗浄効果で綺麗になったのかはわかりません。しかし、5回ほど交換してもこのような感じに黒くなっているのでオイルの劣化は早いのかなと思います。新品は琥珀色で蜂蜜のような粘度がありますが、古いオイルは粘度は下がりサラサラになっていました。

まとめ

私のJA11ジムニーのように製造から年数の経過したエンジンには、潤滑や保護成分のたっぷり入ったValvoline VR1 Racingはとても相性がいいように感じました。
20w-50という高粘度のオイルで1QT(946ml)600円と格安なので、コスパはかなりいいです。
しかし、オイルの寿命がそこまで長く感じないのでこまめなオイル交換をオススメします。
今の所特に不具合や不満はないので、私はこのままValvoline VR1 Racingを使っていこうと思いました。
オイル選びってなかなか難しいですよね。参考になれば幸いです。

それでは、素敵なジムニーライフを!

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