オルタネーターを交換

メンテナンス

アクセルを踏んで加速するときに猫の鳴き声のようなミャーっという唸り音が最近してきました。聞き覚えのあるこの音はオルタネーターからの異音です。以前と同じく今回もリビルト品のオルタネーターへ交換しました。

オルタネーターを交換しよう

JA11はエンジンルームのスペースも広く、オルタネーターも取り外しやすいため交換するのは簡単です。
作業前にはバッテリーのマイナス端子を外すのをお忘れなく。

エアコンのコンプレッサーとオルタネーターのベルトを取り外す。

まずはエアコンのコンプレッサーとオルタネーターのベルトを取り外します。
車体の裏にもぐりオルタネーターとコンプレッサーの取り付けボルトを緩めます。
オルタネーターは取り外すので指で回せるくらいまで緩めます。
コンプレッサーのボルトはベルトが外せればいいのでそこまで緩めなくても良いです。

取り付けボルトを緩めたら張力を調整するガイドのボルトを緩めてベルトを取り外します。

使用する工具は12ミリのスパナを使用します。

使用工具は12ミリのスパナ

配線類を取り外す

オルタネーターの後ろ側に配線のカプラーと細い配線が1つついているのでこれを外します。
カプラは手で引っ張って抜けますが硬くて抜けずらいこともあるので無理やり引っ張って配線を傷つけないように注意が必要です。
カプラの横にある細い配線は8ミリのスパナでナットを緩めて取り外します。

使用工具は8ミリのスパナ

張力を調整するガイドを取り外す

正式な名前はわかりませんが、ベルトの張力を調整するためのガイドを取り外します。
エンジン側にボルト一本で取り付けてあります。
10ミリのボックスレンチにエクステンションバーをつけると作業がしやすかったです。

使用工具は10ミリのボックスレンチとエクステンションバー

オルタネーターを取り外す

全ての配線やボルトを取り外したらオルタネーターを取り外します。
ラジエーターホース下をくぐらせながら、周囲の配線やホース類を傷つけないように取り出します。

新品と取り外したものを比べてみる

取り外したオルタネーターは7万キロしようしたオルタネーターです。
どちらが新品かは一目瞭然
古いものは軸を回すとコロコロとした手応えがあり、新品の方はもちろんスムーズに回ります。

新品のオルタネーターを取り付ける。

取り付けは取り外しと反対の手順で取り付けていきます。
ベルトの張り具合は結構キツめで調整します。張りが緩いとベルト鳴きの原因になるとのことです。

エンジンをかけて電圧をチェックします

エンジンをかけると約14ボルト程度発電していますね。
問題なくオルタネーターが働いています。
電圧計がついていない場合は純正のハロゲンならライトを付けてみましょう。
アイドリング状態に比べて回転数を上げるとライトが明るくなります。

オルタネーターは問題なく動いています。

リビルト品はコアの返却が必要です

オルタネーターなどのリビルト品は取り外した部品をリビルトメーカーへ返却する必要がある場合がほとんどです。いわゆる「コア返却」というものです。
リビルトメーカーは古い部品を再利用して綺麗に整備して再び使えるようにすることで新品より安価な値段で新品同等の再生品を販売しているものです。
だいたい2週間以内に返却が必要になるので交換する日から逆算して部品の手配をすることになります。
送られてきた箱と緩衝材はそのままとっておき、古いオルタネーターを入れて同封の返送用の伝票を持って運送会社へ持って行き発送します。

取り外したオルタネーターはコア返却の為に梱包し直して送り返します。

リビルト品はどれくらいで壊れる?

リビルト品は中古品を消耗品等を交換した整備済み部品で、新品ではないのでやはり耐久性は新品に比べると落ちる事が多いです。
私が前回リビルト品のオルタネーターに交換してから今回交換するまでの走行距離は7万キロでした。リビルト品は個体差に結構ばらつきがあるようで10万キロ以上持つものもあれば3万キロ程度で壊れてしまうものもあるようです。
リビルト品も安いものから高いものまであり、安いものよりも高価なものの方が耐久性があるようです。

リビルト品を使用する時は新品に比べて耐久性は低いという前提でしようすることをお勧めします。

まとめ

オルタネーターのトラブルは予兆がなく突然壊れることもあり、壊れるとバッテリーを使い切ると走らなくなるので少しでもおかしいな?と思ったら修理工場やディーラーなどで点検してもらうことをお勧めします。

いつまでも愛車は元気で走らせたいですよね。
素敵なジムニーライフを!


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