クラッチワイヤーを交換

クラッチワイヤーを交換 メンテナンス

今年の年初めにクラッチを交換したけれど、なんだかギアの入りがイマイチしっくりこない。
ミッションのシンクロが磨耗しているのもあると思うのだけれど、クラッチのキレも悪く感じることが多くなってきたので、まだ交換していないクラッチワイヤーを交換することにしました。

クラッチワイヤー交換

JA11はクラッチが油圧ではなく、ワイヤーなので交換するのはそこまで難しくはありません。
それではクラッチワイヤーを交換していきましょう。

まずは新品のクラッチワイヤーを準備します。
私が購入したのはこちら
クラッチワイヤー CC-S1

クラッチワイヤーを交換

交換方法(車体の下)

まずは車体の裏に潜り込み、クラッチワイヤーを取り外します。

画面中央に見えるのがクラッチワイヤーです。

まずはダブルナットで締め込んである方を緩め、横にケーブルをずらすとブラケットからクラッチワイヤーが外れます。
使用工具 スパナ 14ミリ 2本

ダブルナットを緩める

次にクラッチレバーのある方のナットを緩めて取り外します。
使用工具 スパナ 14ミリ

クラッチレバー側のナットを緩めて外す

交換方法(ボンネットの中)

ボンネットを開けて、車内にクラッチワイヤーが入っている根元のボルトを2本外します。
使用工具 ボックスレンチ 10ミリ
短いエクステンションバー

ボルト2本を取り外す。

交換方法(車内編)

クラッチワイヤーは先端の金属の部分がクラッチペダル上部の引っ掛けに引っかかっているだけです。
しかし、なかなか狭いところにあるので闇雲に作業するよりライトなどで照らして一度構造を理解してから取り外すほうが分かりやすかったです。

末端の金属の部分がペダル上部に引っかかっています。

クラッチペダル上部はこんな感じ。
ワイヤーの金具にクラッチペダルのフックのような切り欠きが引っかかっているのが分かります。
この引っ掛けからワイヤーを外すとスルスルっとエンジンルームからワイヤーが引き抜けます。

クラッチペダル上部はこんな感じです。

新品のワイヤーと古いワイヤー

上が新しいワイヤーで下が古いワイヤーとなっています。
古いワイヤーの方が少し伸びていますね。

古いワイヤーに付いていたスプリングと丸い金具と変わった形のナットは再利用します。

スプリングなどは再利用します。

古いクラッチワイヤーはアウターケーブルの中にしっかりどグリスが注入されていて、まだヌルヌルと滑りはそんなに悪くはありませんでした。

グリスが入っていてまだ動きはスムーズでした。

新しいワイヤーはグリスは入っていませんでした。
ネットなどで見ると、最初からグリスアップされたクラッチワイヤーもあるようです。
JA11のクラッチワイヤーはネットで検索すると2種類売っているのですが、値段が違います。
私が買ったのは安い方を購入しましたが、高い方はもしかしたらグリスアップされているのかもしれません。

グリスは入っていなくて、油気はありません。

ワイヤーに油っ気がないと抵抗になったり、錆が発生したりとする可能性があるので、たっぷりと潤滑スプレーを吹き込みます。この時に成分か揮発性のある潤滑油だと効果が持続しないので、金属表面に定着する成分やワックス系の潤滑材を使いましょう。

潤滑スプレーを吹き込みます

取り付け

取り付けは取り外しと同じ手順です。
クラッチペダルとクラッチワイヤーの接続はしっかり確認しましょう。

ワイヤーとペダルがきちんと接続されているか確認

クラッチレバーとワイヤーを接続します。
新品のワイヤーは気持ちがいいですね。
ワイヤーを接続したら、クラッチペダルを何回か踏みワイヤーのたるみをとります。
再びワイヤーを調整して、ギアの入りを確認して、クラッチのミートの位置を微調整して完了です。

新品のワイヤーは気持ちがいいです。

使用工具

スパナ 14 2本
ボックスレンチ 10
エクステンション

使用工具
スパナ 14ミリ 2本
ボックスレンチ 10ミリ
エクステンションバー

交換してどう変わった?

クラッチワイヤーを交換する前はペダルを踏み込んだ時にググッという感じだったのが、交換した後ではスッとペダルを踏む際の抵抗がなくなりました。
クラッチがしっかり切れるようになったので、シフトチェンジもスムーズになり、クラッチを踏んでギアを抜いた際の衝撃もなくなりました。
まるで普通の車のようなスムーズなシフトワークができます。
作業としては30分ほどでできる作業なので、クラッチのキレが悪い、シフトの入りが悪いなんて方は交換してみてはいかがでしょうか?

それでは素敵なジムニーライフを!

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