JA11に油圧計を取り付ける

ジムニーのこと

JA11は高速道路に乗るとエンジンが壊れるという話をよく聞きます。
実際にスズキのディーラーの人もエンジンブローしたJA11が入庫して、オーナーに話を聞くとブローする直前に高速道路を走ったという人もいるようです。
原因としてはJA11は時速100km/hで走るとエンジンの回転数は5000rpmぐらいになります。
高年式のエンジンであるということと、長時間5000rpmほどの高回転や高負荷を維持しているとエンジンオイルの粘度が下がり油膜切れが発生し、エンジンが焼きつくという事でした。
昔は軽自動車の最高速度は80km/hだったのと、昔の軽自動車自体が高速道路を使用して長距離の移動などがあまり想定されていないので、現在の最高速度である100km/hで長距離の走行はエンジンにかなり負荷がかかるとのことでした。

私のJA11は高速道路は走らないですが、山間部を含む一般道を1日 300kmほど走ることもあり、エンジンにはかなり負荷がかかる走り方をすることも多々あります。
このジムニーにはまだまだ元気に走ってもらいたいので、エンジンの健康管理の目安として油圧計を取り付けることにしました。
取り付ける油圧計は昔買った水温と電圧と油圧の3つのメーターがセットになった物を使用しました。
KKmoon 油圧+水温ゲージ+電圧計 3in1オートバイメーター 52mm 電子トリプルゲージキット

油圧計を取り付けるには、油圧センサーを取り付けなければいけません。
純正センサーと入れ替える方法と、オイルブロックを取り付けてセンサーを取り付ける方法があります。
純正センサーと入れ替えようと思ったのですが、純正センサーが取り外せなかったのでオイルブロックを使用して取り付ける方法にしました。
使用したオイルブロックはアマゾンで売っている物を使用しました。
Moderno La Terre 汎用 サンドイッチ 式 オイル ブロック ボルト 付き
安かろう悪かろうな製品なので、バリが出ていたりと取り付け前にヤスリなので手入れをしなければいけないですが、オイルフィルターの取り付く面は綺麗に平面が出ているのでバリ取りの手間を惜しまなければなかなか良い製品だと思います。

オイルブロックにはセンサーの取り付け穴が3つ空いているので少な場所に油圧センサーを取り付けます。メクラ栓が2つついているので使用しない穴は塞いでおきましょう。

エンジンオイルを抜いてオイルフィルターも取り外します。
オイルブロックを取り付けてそのあとにオイルフィルターを取り付けます。
よくオイルブロックからの油漏れなどを聞きますが、オイルブロックの取り付け付けボルトが締めにくいので、締め付けが不足してオイル漏れをしているのではないかと思います。

オイルフィルターはJA11純正サイズを使用しています。
よくオイルブロックをつけると薄型のフィルターに変えないとホーシングとフィルターがぶつかると言いますが、街乗りやラフロード程度ではぶつかる可能性は少ないと思います。

センサーの配線は運転席側のグロメットから車内に引き込みます。

メーターとセンサーを繋いでエンジンをかけます。
オイルが温まっていないのとアイドルアップしているので油圧は高めです。
実際は加速時にアクセルを踏み込むと4kg/cm2(392.28kPa)ぐらいまで油圧がかかります。
ある程度走行してオイルが温まるとアイドリング時は1kg/cm2(98.07kPa)あたりを示します。
オイルが劣化してくるとオイルがサラサラになり、油圧がかかりにくくなってくるのでオイル交換の目安や、極端に油圧が下がったら何か異常があるなど車のコンデションを確認するのにも役に立ちます。

水温計や油圧計など追加メーターはスポーツ走行をする車のためだけのものというイメージがありますが、古い車には追加メーターで車の状態を可視化する事で異常の兆候を早めに発見できるという大きなメリットがあります。
見た目が格好いいのもあるけれど、車を長持ちさせる1つのツールとしての油圧計。
取り付けはそんなに難しくないのでDIY好きな人は取り付けてみては?

それでは素敵なジムニーライフを!

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