中古で買った僕のJA11。
整備記録はなくてこれまでどんなコンディションで使われていたかよくわからない車。
通勤や遊びで使うため、年間走行距離が2万キロ超えということで買った時は9万キロ台だった走行距離も早くも16万キロ。
タイミングベルトの交換もシールは貼ってあるけど文字が読めないくらい褪せているので結構前なのかな。
ボーナスも出たことだし、まだ寒くないのでタイミングベルトを交換しました。
今回交換する部品はこちら
タイミングベルト
テンショナーベアリング
ウォーターポンプ

JA11は前期と後期で部品が違うので適合確認を行ってから購入することをオススメします。
それでは交換していきましょう。
まずはウォーターポンプを交換するのでクーラントを抜きます。
タイミングベルトのみならクーラントを抜く必要はありません。

クーラントを抜いてる間にファンシュラウドを取り外します。
上下左右に4つのボルトで止まっています。

ファンシュラウドのカバーが動くようになったらエンジン側にずらして、ファンの取り付けボルトを緩めます。
ファンの真ん中に4つのボルトで止まっています。

ファンシュラウドとファンを一緒に外します。
クーラントが全部抜け切ったら、ラジエーターのアッパーホースを外しておくとファンシュラウドが外しやすいです。

次にエアコンとオルタネーターのファンベルトを取り外します。
使用スパナは12ミリ
クランクプーリーを取り外します。
クランクプーリーを固定しないと回って緩めれないので、ミッションケースの穴から見えるギザギザにマイナスドライバーを突っ込んで固定しました。
クランクプーリーのボルトは結構しまっているので僕はボックスレンチにパイプを突っ込んで緩めました。


クランクプーリーを外したら、エンジンオイルのレバルゲージを引っこ抜きます。

タイミングベルトのカバーのボルトを緩めて、カバーを外します。

次にカムプーリーの取り付けボルトを緩めます。
クランクプーリー程ではないですけれど、なかなか固く締まっていました。

テンショナープーリーのボルトを緩めて、スプリングを外します。


ベルトを手で回してカムプーリーとカバーのアイマークを合わせます。
これがズレるとエンジンがかからないので必ず合わせましょう。


アイマークを合わせたらテンショナープーリーを緩めたらタイミングベルトを外す。
新しいのと古いのを比べてみてもそんなに悪い感じはしませんね。

テンショナープーリーを引っこ抜きます。

テンショナープーリーも新しいのも古いのも比べてみてもそんなに悪くはないみたいです。

ウォーターポンプを取り外す。
右側についている長いボルトも緩めることを忘れずに。

ボルトを緩めて手で揺さぶるとウォーターポンプが外れます。
ウォーターポンプを外すと残っているクーラントが溢れてくるので、下にバケツなどで溢れたクーラントを受ける準備をしておいたほうがいいです。

ウォーターポンプを外した後はガスケットやシール材のカスがエンジン側についているので綺麗に落とします。このとき内部にゴミが入らないようにウエスなどでしっかり塞いでおきましょう。


古いポンプはガタなどなくまだ使えそうです。
本体側とウォーターポンプ側に液体ガスケットを塗って、パッキンを取り付けてエンジンに取り付けます。このとき液体ガスケットがウォーターポンプの内側につかないようにしてください。
クーラントの配管などにつまり、故障の原因になります。

カバーなどを手入れして各部品を取り付けます。
サビやゴミで汚れていたけど、綺麗になると気持ちいいですね。

ファンシュラウドやホース類を復旧させてタイミングベルト交換は完了です。
オルタネーターとクーラーのベルトの取り付け、クーラントをラジエーターに入れて、エア抜きすることを忘れずに。
エンジンがかからなかったりした場合はクランクプーリーの位置がずれたりしている場合があるので無理に動かそうとすると危険です。

今回使用した工具です。
10mm片口スパナ
ラチェットレンチ
10mmソケット
12mmソケット
17mmソケット
短いエクステンションバー
ラジオペンチ
ワイヤーブラシ
ガスケットシール
パーツクリーナー

作業自体は特に難しいところもなく、特殊工具も必要ないので、そんなに難易度が高いものではないと思います。
作業時間は四時間ほど。
古い部品たちはどれもそこまで状態は悪くなく、まだまだ使えそうなものばかりでしたが不具合がでる前に交換するというのが予防整備の考えなので、年間2万キロ以上走るジムニーとしては十分意味のあるメンテナンスだったと思います。
DIY整備が好きな方は是非チャレンジしてみては?
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