左側のフロントベアリングを交換

メンテナンス

車を走らせているとゴロゴロ、ゴーという音が気になっていました。
最初は小さな音でしたが日が経つにつれて音が大きくなり、足回りの点検をしてみると左のフロントタイヤを回すとゴロゴロといった手応えが…
今回はフロンドハブベアリング交換のお話です。

左のフロントハブベアリングを交換

ハブベアリングが悪いかどうかの見分け方

ハブベアリングが壊れているかどうかの判断は車をジャッキアップしてタイヤを回してみることでおおよその判断がつきます。
ホイールを回した時に一周回してた時にゴロゴロとした手応えがあるとハブベアリングが壊れている可能性が高いです。
回した時に抵抗があまりないけれど、擦れるような感じがある時はブレーキパットとブレーキローターが擦れている可能性があります。

実際にハブベアリングが壊れていた時の動画です。
手回しでもかなり抵抗があり、ゴロゴロと音が聞こえます。

ハブベアリングの交換

それでは実際にハブベアリングの交換をしていきます。
1年ほど前にフロントの右側のハブベアリングを交換した記事があるので詳しい内容はそちらをご覧ください。
フロントハブベアリング交換

ハブベアリングが壊れた原因

ハブベアリングが壊れた原因は何でしょう?
取り外した写真を見てもらえると分かりますが、汚れてはいるもののグリスは十分に入っていました。
しかし、グリスを指で触ってみると少しザラザラとした感じがしました。
外側のベアリングは特に傷もありませんでしたが、内側のベアリングはガタも大きくインナーの軌道面も傷が多くついてました。

ベアリングが壊れた原因はシールでした。

内側のベアリングの損傷が大きいことからシールの部分からゴミが入ったのかなと思い取り外した古いシールとよく点検してみます。
するとシールのリップの部分が剥がれていました
この隙間から小さな砂やゴミが侵入してベアリングにじわじわとダメージを与えていき、今回のようにゴリゴリと音がするまでになってしまったようです。
オイルシールという名前からグリスやオイルが外に出ない様にする役割が大きいと思われますが、それと同じくらいゴミを軸受の中に入れないという重要な役割があります。
なのでグリスだから少しぐらいシールが破れていても問題ないよなんてことはありません。

シールが破れていました。

今回の様に一見問題なさそうなオイルシールでもよく見ると破れているということがあります。
なのでオイルシールもベアリング交換の際は必ず交換することをお勧めします。
オイルシールの純正部品番号 09283-50002

まとめ

ハブベアリングを交換してハブを手回しした時の動画です。
ゴロゴロといった音はなくなり、スムーズに回り交換する前と後では雲泥の違いでした。

ハブベアリングは車が安全に走るためにとても重要な部品です。
足回りからゴトゴトやゴロゴロといった音がしだしたら、早めに点検をして修理することが必要です。
古い車を維持する秘訣はこまめなメンテナンスとオーナーが愛車の異常に気づくこと。
大きな故障になる前に修理すれば、大きな出費も抑えることが出来ます。

愛車をいたわり、素敵なジムニーライフを!

コメント

タイトルとURLをコピーしました