クラッチを交換

メンテナンス
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整備記録のない私のジムニーはクラッチをいつ交換したのかがよくわかりません。
クラッチが滑るような感覚はないけれど、ニュートラルでクラッチが繋がっているときにジャーっと音がなり、クラッチを踏むと音が消えます。
そして、加速するときも2500回転ぐらいでガラガラと大きな音がしていました。
おそらくレリーズベアリングあたりが悪くなっているのではないかと思い今回クラッチ一式を交換することにしました。

今回使用したクラッチはこちら
ジムニー 駆動 アイシン クラッチセット JA11 前期用

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ジムニー 駆動 アイシン クラッチセット JA11 前期用
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JA11は前期と後期でレリーズベアリングが違うので間違えないように注意しましょうね。
今回は車好きな友人が手伝いに来てくれました。

純正の車高ではミッションを下ろして外に出すための高さが足りないので、最初にジャッキアップしてタイヤの下にコンクリートブロックを敷いてかさ増しをして作業スペースの確保を行います。
リフトアップしている車ならそのままでも作業はできると思います。
それでは作業にかかりましょう。

ミッションオイルを抜きましょう。
ミッションとトランスファーを繋いでいるプロペラシャフトを抜くとミッションオイルが溢れてくるので最初に抜いておきましょう。

シフトノブを取り外します。
ミッションを下ろすためにシフトノブを取り外しておきましょう。
シフトノブを抜いた後はミッションにあいた穴にゴミやビスなどを落とさないようにウエスなどで蓋をしておきましょう。

シフトノブの取り外し

プロペラシャフトを片側だけ取り外します。
フロントとリアのプロペラシャフトをトランスファー側のフランジのみ切り離します。
次にミッションとトランスファーのプロペラシャフトのボルトも取り外します。
この時取り付け位置がずれないようにマーカーなどで合いマークをつけておきましょう。
プロペラシャフトのユニバーサルジョイントがズレると車検に通りません。
ボルトを抜いてゴムハンマーなどで叩くとフランジの縁が切れます。

トランスファーをずらします。
トランスファーの取り付けボルトと4WDセンサーとスピードメーターケーブルを外したらトランスファーを後ろへずらします。
ミッションとトランスファーの間のプロペラシャフトを取り外すためです。

トランスファーとミッションのプロペラシャフトを外す。
トランスファーを後ろへずらすと、スペースができるのでプロベラシャフトを知恵の輪のようにして引っこ抜きます。

クラッチワイヤーを取り外す。
ミッションについているクラッチワイヤーを緩めて取り外します。

ミッションマウントの取り外し
ミッションマウントを取り外します。

ミッションの取り付けボルトを緩める
ミッションの取り付けボルトを緩めます。
車体裏側だけからではなく、ボンネットも開けて上から緩めたりもします。
この時にミッションにつながっているバックスイッチのカプラーを外しておきます。

フレームのメンバーを取り外す。
ミッションの真下にあるパイプのようなフレームも外しておきます。

ミッションを取り外す。
いよいよミッションの取り外しです。
取り外す前に下ろしたミッションを置くためのベニヤ板などを準備しておきましょう。
ミッションを持ち上げるようにして揺さぶるとじわじわとエンジン側からミッションが抜けて来ます。
重量は約16キロなのでめちゃくちゃ重いわけではないですが、体勢が悪くて地味に腕にきます。
下ろしたミッションはベニヤ板などに載せて車の外まで引きずり出します。

ミッション取り外し

クラッチカバーとクラッチディスクの取り外し
エンジンブロック側のミッションの取り付けボルトがついていた穴にボルトを差し込み、フライホイールのギアにボルトを咬ませてフライホイールを固定します。
クラッチカバーのボルトを緩めてクラッチカバーとクラッチディスクを取り外します。

ミッションを外すと見えるクラッチカバー

レリーズベアリングの交換
ミッション側にはレリーズベアリングがついているので新品に交換します。
ミッションのシャフトにグリスを塗って取り付け。

レバーを手前に倒すとそのまま外れます。

クラッチディスクとカバーの取り付け
クラッチディスクとクラッチカバーを取り付けます。
ここでクラッチディスクとパイロットベアリングの芯が出ていないと、ミッションの取り付けに苦労するのでSSTを用意するか自分で治具を作る必要があります。
僕は丁度良いボックスレンチにビニールテープを巻いて代用しました。
パイロットベアリング側がφ10mm クラッチディスク側がφ17mmで作りました。
クラッチディスクの穴に指を突っ込んで微調整できるくらいにクラッチカバーのボルトを締めたら芯だし治具を穴に入れて芯を出してクラッチカバーのボルトを締めこみます。
クラッチカバーの締め付けトルクは17.6Nm~27.5Nmです。

テープを巻いているのが治具です

ミッションの取り付け
ではミッションを取り付けましょう。
クラッチディスクとパイロットベアリングの芯が出ているとスポッとエンジンブロック側と合体することができます。
なかなか入らない場合はクラッチディスクのスプラインがずれているかもしれないので、フライホイールを少し回してみましょう。
それでも入らない場合はディスクとパイロットベアリングの芯が出ていない可能性があります。
エンジンとミッションが合体したら、エンジンとミッションの隙間をみながら均等にボルトとナットを締めていきます。

あとは分解と逆手順で組んでいきましょう
ミッションが取り付けれたら、あとはもう楽チンです。
トランスファーや各プロペラシャフトなどの付属品を取り付けて完了です。
ミッションオイルを入れるのを忘れずに。
ミッションオイルは75W-90 GL4です。
GL5を入れるのはミッションのシンクロによくないそうなのでGL4を入れることをお勧めします。
カストロール ギヤーオイル Universal 75W-90

試運転
組込が完了したら、まずはエンジンをかけずにクラッチを踏んで各ギアに入るか確認しましょう。
その後テストドライブをして、新品のクラッチのフィーリングを感じましょう。
僕はニュートラルでクラッチが繋がっていた時のジャーっていう音と加速中の2500回転ぐらいで発生していたガラガラという音が綺麗に消えました。

古いクラッチはどんな状態だったのか
古いクラッチはどんな感じでしたのでしょうか。
一つずつ見てみましょう。
まずはレリーズベアリング。
グリスは完全に乾いていて振ってみるとシャラシャラと音がします。
おそらくベアリングがだいぶ摩耗しているのでしょう。

グリスも乾いてシャラシャラと音がなる。

次はクラッチディスク
ダンパースプリングの変形や折れはない。
ディスクの摩耗もそこまで悪くないので、手入れして再利用しようと思えば使えます。

意外と状態は良い

最後はクラッチカバー
ダイヤフラムスプリングのところが少し摩耗しているけど、こちらもそんなに状態は悪くない。

クラッチカバーもまだ使えそう。
左が取り外したもので右が新品

今回変えた部品の中で実際に悪かったのはレリーズベアリングだけでしたが、せっかく新品のカバーとディスクを購入したので新品に交換しました。
レリーズベアリングが破損したらクラッチが切れなくなるので、その前に交換できたのは良かったなと思います。

今回も自分で交換したので工賃はかかりませんでしたが、ショップやディーラーにお願いすると工賃はだいたい3万円ほどとなるようです。
体力も使うし、重要な駆動周りの整備なので自信がない方はプロにお願いするのをお勧めします。

それでは素敵なジムニーライフを!

コメント

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